ThinkPad T460sの性能を検証する ベンチマーク結果を掲載
ThinkPad T460sで幾つかのベンチマークテストを行ってみました。
記事に掲載のモデルの構成は、主にWindows 10 Home、14型WQHD液晶、Core i7-6600U(2.6~3.4GHz)、8GBのDDR4メモリ、256GB NVMe SSD、GeForce 930M(2GB)という内容。
T460sで提供されている構成の中でも、かなりハイスペックな内容を持つマシンです。
メモリやストレージなどカスタマイズにてアップグレードする余地はまだ残っているものの、 そういった部分を除けば、多分最上位に位置づけられるモデルだと思います。 補足として記載しておくと、本モデルはカスタマイズでメモリを最大24GBまで、 ストレージには最大1TBの NVMe SSDを搭載可能です。 と言うわけで以下、ベンチマークテストの結果です。 ThinkPad T460sのベンチマーク結果は?
まず、256GB NVMe SSDの性能から。
搭載されていたのは、Samsung製のMZVPV256というSSDです。 このSSDは従来から存在するSATA規格のモデルとは異なり、 PCI Express Gen3(x4)や最新プロトコルのNVMe規格に対応するというモデル。 従来からのSSDとは桁違いの性能を発揮できるという事で、これからPCを買う予定にしているユーザーの中には搭載を考えているという方も少なくないのではと思います。 T460sでは、SATA規格とNVMe規格のSSDを選択する事が可能となっており、価格はNVMe SSDの方が若干高いのですが、 予算に余裕があるのならぜひ搭載を検討したい所です。 CrystalDiskMark5_0_2の実行結果です。 えっと思ってしまうくらいの高いスコアです。はじめてNVMe SSDを利用する場合だと、従来のSSDとの差に愕然としてしまうのではないでしょうか。 従来のSSDと比較し、体感速度が何倍にも速くなるというわけではありませんが、あらゆる処理が高速で待たされる事がありません。
続いて、その他のベンチマークの結果も見ていきます。
CINEBENCH R15の実行結果です。 3DCGソフトを開発するMAXONが提供するベンチマークソフトで、 3D映像のレンタリングを行った際の性能を把握する事ができるというものです。 他の構成と比較してみない事には、おおよその性能がつかめないと思うのですが、 今回のモデルにはCore i7-6600Uや GeForce 930Mが搭載されており、まずまずの性能と言った感じでしょうか。 重いものは結構時間がかかりますが、写真や動画編集などにも利用できる構成です。 3Dゲームのベンチマークも実行してみました。 そういったゲームの中では負荷が軽いとされる、ドラゴンクエストXのテストです。 標準品質、フルHDの設定でも快適と言う評価が出ています。 今回ウィンドウモードで実行しましたが、フルスクリーンならもう少しスコアが上がるかもしれません。 ドラクエX程度の負荷のゲームなら、高画質設定でなければプレイできると思います。
そしてお決まりの、3DMark。
これが一番、他と比較がしやすいですね。 3DMarkで提供されている、2種のテストを行ってみました。 SkyDiverと、FireStrikeです。 FireStrikeはゲーム向けのPC用のテストであるため、今回のモデルではかなりスコアが低く出てしまうのですが、 それでも1000を超えています。 CPU内蔵GPUの構成だと、搭載されているCPUにもよりますが1000を超える事は殆どありませんので、このスコアはGeForce 930M搭載の恩恵だと考える事ができると思います。
ThinkPad T460sはビジネス向けの製品であるため、ゲームがプレイできるほどの性能である必要はなく、今回のモデル位の性能を持っていれば大抵の作業を快適に行う事ができるでしょう。
写真や動画等の編集ソフトなど、やや負荷のかかる作業を行う事があるという場合に GeForce 930Mを選択すると良いと思います。
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